Rabbit’s Digital Group 海外人材交流研修レポート ~プランナー 原口篇 ~ vol.2
#2 はじめての企画出しとSNS事情
TDWプランナー原口です。タイ研修レポート第二弾です。
タイで企画出しに参加しました。こちらでは英語でオリエンシートをつくり、ストラテジーチームが戦略と大枠のメッセージを作ります。それを元にプランナーが具体のコピーをつくり、サイネージ、デジタル、CMの企画を制作します。ここでは、企画やコピーが「すべての媒体でも、SNSでの拡散が重要視」されます。
CMやサイネージの企画でも、オリエンには無かった”SNSで機能するか?”がマストになっており、インパクトのある拡散型の企画が好まれていました。
タイはSNS大国。タイのスマホ普及率と利用時間は日本を上回っており、タッチポイントとしてSNSが最重要視されています。日本でももちろん同じなのですが、提案としてSNS目線はマストでない印象でした。
タイでは、SNSは情報取得ツールだけでなく、日常全てのツールとして登場していました。Facebookではリアルタイムで面白いことを共有し、会社の全体コミュニケーションはLINEで気軽に行い、ランチやおやつにUber Eatsをよく使い、お買い物もインスタグラムで行い、SNSで副業として自分のブランドを展開する子もたくさんいました。
羅列すると日本と変わらないのですが、最近の閉鎖的な空気を感じる日本のSNSよりも、SNS疲れがあまりなく、カラッと楽しんで使っている印象でした。
タイの「日常を楽しもうという!」という精神がSNSの楽しさやスピード感とマッチしていました。
会社全体のLINEも、楽しそうに社長もインターンの学生も自由に発言し、社内の面白情報から、視察にいったカンヌのレポートなども飛び交っていて、常にゆる〜いブレストをやっているような状況です。
そんな雰囲気を自然と作れることはデジタル世代のプランナーが集まる利点だなと感じました。
日本人特有の紙を使ったプレゼンは、スピード感やコスト感で、タイでは時代遅れに感じられているようでした。その分、与件整理に時間を使ったり、企画出しをみんなでしたり、ここでは力の入れどころと抜きどころのバランスが優れているなと感じました。